みゆカフェ(幸式ワールドカフェ)について
「幸式(みゆきしき)ワールドカフェ」の短い呼び名です。
アニ-タ・ブラウン氏とデイビッド・アイザックス氏が開発した話し合いの方法「ワールド・カフェ (1995)」を2013年に幸 浩子(みゆき ひろこ)が簡素化し開発しました。
幸式(みゆきしき)ワールドカフェ『みゆカフェ』は、ブレインストーミングの連鎖反応効果を活用したディスカッションの手法で、複数のトピックについて話し合い、活動のまとめとして、話し合いの結果の発表も行います。
◆ 活動手順(詳細資料)(PDF)
「みゆカフェ」の特徴
全ての生徒が授業中、継続して、同時に
- 自由に考え
- 複数のトピックについて考え
- 能動的(積極的)に考え
- 自分の能力にあった力で考え
- 考えたことを発表し
- 他人の意見を聞き
- 他人の意見について考え
- 問題を抽出し
- 問題を解決しようとし
- 考えをまとめ
- 考えを伝える(発表する)
これらができる、新しいディスカッションの手法/学習活動です。
みゆカフェのルール
- 自分のペースで、思い浮かんだこと考えついたことをどんどん書く
- 思い浮かんだ考えは、すぐに、書く
- 自分の意見を自由に書く
- 書いてあること/友達の意見をよく読む
- だれも他者の意見について中傷しては(悪く言っては)いけない
- そのテーマに対する質問や疑問を書いても良い
- 既に書いてある意見に対する質問や質問に対する考えを書いて良い
- 既に書いてある意見から自分なりに発展させて意見を書いて良い
- 班で話しあって良い
- 発表の形は自由。一人で発表してもみんなで発表してもよい
みゆカフェの活動目的
合意形成(一つの意見に合意すること)が活動の目的ではありません。この学習活動の目的は、参加者全員の合意形成(全員が一つの意見に同意すること、させること)ではありません。
みゆカフェの目的は、合意形成に必要な
- 自分の意見を述べること
- 相手の意見を聞くこと
- 双方の異なる意見を、お互いに知ること
- お互いの相違点を知ること
- 問題点や課題を抽出し、解決しようとすること
- 継続して考えていくこと、考えをまとめ、伝えること
つまり、合意形成のための障壁を下げることにあります。
合意形成はみゆカフェにおける「副産物」と考えてください。