お知らせ
- 2021/01/31
- 授業の様子を動画でご覧いただけます。 ①エネルギー環境教育出前授業 サンプル動画 ②エネルギー環境教育出前授業 みゆカフェ
- 2021/01/30
- 活動報告を更新しました。
- 2021/01/27
- 出前授業の実施実績更新しました。
» 過去のお知らせ
エネルギー環境教育の中でも、「放射線」や「高レベル放射性廃棄物処分」は、原子力や放射線など社会的にデリケートな課題を共有しています。しかも、現場の先生方の多くは、ご自身が小学生や中学生の頃、これらについて学校で教わった経験がありません。いくら簡単そうに書かれた教科書を手にしても、教わったことのない内容を、解り易く子供たちに教えるのは、簡単な事ではありません。教師としての責任もありますし、現場の先生方が「あまり教えたくないな。」と感じてしまっても、それは全く不思議な事ではないのです。
チームEEEは、エネルギー環境教育の中でも特に、「放射線の基礎知識」「様々な発電」「高レベル放射性廃棄物(原子力発電のゴミ)の処分問題」「地層処分」について、日本全国の小中学校を中心に出前授業をしています。
私たちは、持続可能な社会の構築に向け、「どのようなエネルギーを使うと、どのように環境に影響が生じ、それらがどのように私たちの生活に影響を与えるのか」総合的に考え、実践的な取り組みをする必要があります。チームEEEの出前授業は、受講者(子供たちと参観の方々)にとって①楽しく、②わかりやすく、③すべての子供たちが学習活動に参加でき、また、④学びが社会につながるように、工夫されています。問題に直面した時に考えを出しあい、お互いに学びあおうとするような、深いコミュニケーションが取れる学習活動「みゆカフェ」を取り入れています。文部科学省は「これからの学校教育の在り方」の中で、自ら学び、自ら考える力などの[生きる力]を育成する教育、多くを教えすぎない教育、を謳っています。「みゆカフェ」はそのような教育を簡単に実践できる学習活動なのです。子どもたちは出前授業と言う短時間の中で、興味を持って基本的な知識を学び、体験しながら考える事でしょう。
子供たちの、将来におけるエネルギーの意思決定と行動を総合的に行うための素地を養うとともに、現場の先生方の専門的発展教育としての授業参観と双方向のフィードバックも実践、継続しています。
出前授業の応募期間は年2回(4月上旬~9月上旬と11月上旬~12月上旬)で、実施期間は5月1日から翌年1月31日です。出前授業に申し込みたい、もっと詳しく知りたいなど、ご興味ありましたらご連絡いただければ幸いです。
なお、私たち「チームEEE」による出前授業は、(財)日本原子力文化財団の支援を受け、放射線教育、高レベル放射性廃棄物の地層処分の理解、エネルギー環境教育の向上に取り組んでいます。大学の先生、専門の研究者、現役の小学校の先生、大学の学生、サイエンスコミュニケーターが主なメンバーです。
日本の高等学校を卒業後、単身、アメリカ(ボストン、マサチューセッツ州)の大学に留学。4年制の大学を3年間で卒業し、テキサス州(ヒューストン)の小学校で教鞭をとる。帰国後は自宅で英語を教える傍ら、様々なワークショップを企画催行。「エネルギーや環境についてもっと知りたい!」と京都大学大学院エネルギー科学研究科に入学。修士号修得。博士課程単位取得退学。在学中よりエネルギー環境教育出前授業を実施。現在も出前授業継続中。